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■ VineLinux に AT○K X for Linux





手元の「VineLinux3.1」に、「AT○K X for Linux」をインストールしてみました。
これはそのときの手記です。





 概要

 「AT○K X for Linux」を入手しました。
 と言っても、今となっては旧製品ではありますが、LinuxのデフォルトFEPは機能的にあまりにも貧弱なので、まだま
 だこれも捨てたものではありません。
 以前、これを「RedHat9」(だったか?)に入れてみようとしたところ、上手くいかなかった記憶があります…。

 この度ひょんなことから、「VineLinux」の最新バージョン“3.1”でトライしてみたところ、上手く起動してくれました。

 「AT○K」サイトによれば、本バージョンの対応ディストリビューションは、

  Red Hat Linux 6.2J
  Vine Linux 2.0 CR
 
 などとなっているので、「3.1」でホントにうまくいくのかそこそこ冒険ではあったのですが、上手くいってくれました。





 インストール


@
 1)AT○K Xを使用したいユーザーでログイン。
 2)ホームディレクトリに、/etc/X11/xinit/Xclients を .Xclients
   という名前でコピーし、エディタを起動して開きます。
 3)次のように変更して、上書き保存します。
  (前略)
  echo -n "Selecting IME ... " >> ${HOME}/.xwm.msgs
  
  IMSTYLE=`cat ${HOME}/.im_style`
    case "${IMSTYLE}" in
     atokx*|Atokx*) ←記述を追加する
.      /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client ←記述を追加する
      ;; ←記述を追加する

     wnn6*|Wnn6*)
      echo "Wnn6 with ${WNN6_FRONT_END}, server=${WNN6_SERVER}" >> ${HOME}/.xwm.msgs
      setime wnn6 >> ${HOME}/.xwm.msgs
      ;;
  (後略)
 4)ホームディレクトリの.vine/system/ime をエディタで開き、EMACS_IME=canna を
  EMACS_IME=atokx に、XIM_PROG=canna を XIM_PROG=atokx に変更します。
 5)上書き保存します。
 6)ログアウトします。


Arootでログインし、
 /mnt/cdrom/install_at○kx
 を実行。

 …これはRPM形式でインストールを行うシェルです。
 ソースでやってみる手もあったのですが、楽そうな方からやってみたところ、上手くいってしまったので、わざ
 わざ面倒な方でもういっぺんやってみよう、とは、今のところは思えませんでした・・・。

B
 1)@の1)でログインしたユーザーでログインします。
 2)「Ctrl」+「Space」
  以上で、AT○K Xのクライアントが起動しました。


基本的にはこれでOK。




 人名漢字も一発変換! なかなかの性能です。(下手なWindowsより上だ…。)

 うーん・・・。 「AT○K」の入ったLinux・・・。 ここまで来ると、Windowsの代替案として急浮上してきますね。





 OpenOffice.orgでの不具合


 ただ、このままだと「OpenOffice.org」との相性が悪いようで、「OpenOffice.org」使用中に「Ctrl」+「Space」を
 押しても、(「OpenOffice.org」上での)AT○Kへの変更が利きません。

 この問題を解決するには、以下のようにします…。

@
 1)AT○K Xを使用したいユーザーでログイン。
 2)ホームディレクトリにある .bash_profile を、エディタを起動して開きます。
 3)最下行に、以下の内容を追記します。

  export USE_XOPENIM=t

 4)上書き保存
 5)ログアウト
 6)同じユーザでログイン



 こんな感じ。 中国人名は仕方ないとして、日本語の変換は十分です。
但し、「sazanami」フォントを選びましょうね。




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